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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
9835220-1 
授業科目名
(特)アントレプレナーシップ育成(演習編) 
授業科目名(英字)
Entrepreneurship Development (Practical Exercises) 
時間割
前期集中 その他 集中
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

沼田 秀穂

西村 美樹

吉澤 康代

中村 正伸

ナンバリングコード・水準
M3 
ナンバリングコード・分野
RGM 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
ABX 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Ef 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
履修推奨科目
学習時間
「授業90分×10回」+「フィールドワーク90分×3回相当×2回」+「自学自習(準備学習30時間+事後学習30時間)」 
授業の概要
実課題に対する解決探求を通じて、ディスカッション・ディベート・プレゼンテーション・フィールドワーク・プロジェクト等の体験的学習を通じて、企業活動や現代社会における問題の発見やその解決方策を探るための基礎力を養う。教員からのフィードバックを最終結果に反映させながら、問題設定の考え方,問題の解決方策,結果発表等のスキルを身につけていくことでアントレプレナーシップ(起業家精神)を養成する。
2024年度は瀬戸内海食というコンセプトを通じて持続可能な未来創造というテーマにする予定である(対象コンテンツは変更される可能性がある)。
例えば、香川県が誇る「讃岐うどん」を取り巻く諸問題(生活習慣上、排水、後継者、ブランド、食文化等々)は多数存在している。地域資源としての地域の食を活かしたビジネスや地域活性化の事業プランを考案する。対象コンテンツを変更する場合は別途その状況について説明する。 
授業の目的
当該アントレプレナーシップ・プログラムは演習編とその発展編として道場編を企画している。本授業の演習編においては、課題解決に必要な戦略や制作を立案・実行することのできる人材育成を、体験型デザイン教育を通じて育成する。明確な回答がある問題を解くという思考パターン(マインドセット)からの脱却を目指す。
さらに、演習編で提案を行った企画内容に対し、次年度にて道場編を開講し、実証実験、フィジビリスタディを実施し、事業として実行に移行していける可能性を追求する。 
到達目標
1. フィールドワークを行う中から課題を発見し、その課題に対する解決提案(事業プラン)を最終発表会でプレゼンできる。(DPの「研究能力・応用力」「専門知識・理解」に対応)
2. 課題解決に必要な戦略や制作を立案・実行することのできる人材育成を、体験型デザイン教育を通じて育成する。明確な回答がある問題を解くという思考パターン(マインドセット)からの脱却を目指す。(DPの「研究能力・応用力」「専門知識・理解」に対応) 
成績評価の方法
期間中のフィールド活動への取組み姿勢(討論)(40%)、研究活動と提出された事業プランの企画、および最終発表会におけるプレゼン(60%)で総合的に評価する。 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
集中方式の演習である。個人あるいはチームが選ぶテーマとの関連性(地域系や経営系など)によって、各グループに分かれて討論していく。9月末の最終発表会でフィールドワークおよび分析成果に基づく提案をプレゼン形式で発表する。
2024年度の対象コンテンツは瀬戸内海食にフォーカスする。香川県や活動企業に対して時アリング、調査を実施し、地域資源を活かしたビジネスや地域活性化の事業プランを考案する。

【授業計画】
(1)6月1日(土)3限・4限(13:00~16:10)
・第1回:全体概要、進め方
①ビジネスモデルとは
②イノベーションのための「創造プロセス」とは?
・第2回:調査テーマの確認
目的理解、調査テーマの確認
瀬戸内海食に関わる多様な現状、地域、起業の活動紹介をする。

<各自の作業>
広く情報を収集し、対象としたいコンテンツ、フィールドを検討する。

(2)6月22日(土) 3限・4限(13:00~16:10)
・第3回:調査企画書の作成(グループワーク)
各自から、対象としたいコンテンツ、フィールドを個人単位で発表。
グルーピングを検討
・第4回:調査方法の検討(グループワーク)
情報収集(グループワーク)1グループ5名程度(所属が偏らないように分散)
グループで調査テーマ、各自が捉えていく課題・問題(群)を決める。

<<フィールドワーク期間>>
学外(複数回の実施調査)。訪問スケジュールは現地、対象企業と調整。
テーマに沿って必要な情報収集
課題提供先と日程調整、質問紙調査、ヒアリング調査、観察調査

(3)7月20日(土) 3限・4限(13:00~16:10)
・第5回~第6回:調査データの整理(グループワーク)
ヒアリング内容の整理、アンケート集計の整理
調査結果の大まかな傾向の把握。課題・原因状況の把握、整理、課題の根本原因を特定
発表の方向性確認、不足情報の収集、提案の方向性確認

(4)8月24日(土)  4限・5限(13:00~16:10)
・第7回~第8回:最終資料完成作業(中間報告)
グループディスカッション、プレゼン準備、リハ

<<グループワーク、グループディスカッション、資料作成期間>>
フィールドを含め、グループ単位で複数回の提案に向けたグループワーク期間

(5)9月28日(土)  3限・4限(13:00~16:10)
・第9回~第10回:最終発表会
審査会
以上の計画に関して、進捗状況、フィールドの状況等によって変更することがある。

【授業及び学習の方法】
授業は演習中心に進めるが、受講生の理解を助けるため適宜講義を取り入れる。また、フィールドワークは講義室集合時間帯以外で適宜実施する。この科目は現地でフィールドワークが行える時間を確保できることが必須である。講義室に集まる際には、次回の演習範囲を明示する。積極的に発言できるように情報収集、進捗報告の準備をすること(毎週最低でも2時間の予習が必要。15週で30時間)。また、復習としては次回の確認を通じて重要課題ポイントの理解を個別に深めていく。実施したグループ演習をさらに自分で考え、答えていくことにより、学んだ知識や考え方の原則を応用する技術を修得していく(毎週最低でも2時間の復習時間が必要。15週で30時間)。

・第1回~第2回、各自での調査:情報収集(グループワーク)1グループ5名程度以内。1名で実施することも可能。
グループで調査テーマを決める、問題(群)を決める、テーマに沿って必要な収集しなければいけない情報を把握する。

・第3回~第4回:企画書作成とは、事業計画とは何かを理解する。なにがやりたいか(理想状態は)、現在の状態は、根本原因は、どのようにやるかを明確にする作業に着手する。
質問紙調査、ヒアリング調査、観察調査を実施するための企画書を準備する。

<<フィールドワーク期間>>
ヒアリング、インタビュー、観察、体験、アンケートなどの手法を動員して調査・分析活動を行う。

・第5回~第6回:発表の方向性確認、不足情報の収集、提案の方向性確認、何をするのか、市場、マーケティング資産、優位性、誰が嬉しいのかを明確にしていく。フィールドワークに基づく調査内容の分析を行う。中間報告の準備をする。

・第7回~第8回:中間報告を行い、残作業、追加確認・追加分析作業を明らかにする

<<グループワーク、グループディスカッション、資料作成期間>>
中間報告における指摘内容を修正し、必要な追加調査・分析作業を実施していく。最終発表会用プレゼン資料を完成させる。

第9回:最終発表会・審査会でプレゼン・ディスカッションを行い、さらなる次年度に向けた道場編へのアプローチを企画する。 
教科書・参考書等
特になし、必要な資料は適宜配布する。 
オフィスアワー
常時大学にいないため、メールでのコンタクトとする 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
履修者上限数は15名程度までとする。履修希望者が多い場合は、選抜あるいは抽選を行う可能性がある。
演習、グループワーク、フィールドワークに関心があれば、履修条件は特に必要としない。積極的かつ自発的に発言、企画することが履修の必須条件である。上記授業計画は、進捗状況、社会の状況、履修者数(人数、関心テーマ)、対象フィールド状況によって変更することがある。
また、本講義は公開講座としても位置づけ、修了生、全学の大学院学生、一般社会人も受け入れる。一般社会人のみ遠隔講義での受講も可能とする。但し、フィールドワークへの参加は必須とする。一般社会人は科目等履修生としても受け入れる。 
参照ホームページ
メールアドレス
教員の実務経験との関連
担当教員のみではなく、フィールドの現地関係者多数と交流する。
(担当教員)沼田 秀穂
(担当教員)西村 美樹
(担当・世話役教員)吉澤 康代
(授業責任者)中村 正伸