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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
9835100-1 
授業科目名
マーケティング戦略 
授業科目名(英字)
Marketing Strategy 
時間割
前期 木曜日 7校時
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

大﨑 孝徳

ナンバリングコード・水準
M2 
ナンバリングコード・分野
BSN 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
ABX 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Lg 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
マーケティング・リサーチ、経営戦略、サービス・マネジメント、国際経営 
履修推奨科目
マーケティング・リサーチ、経営戦略、サービス・マネジメント、国際経営 
学習時間
授業90分×15回+自学自習(準備学習36時間+事後学習24時間) 
授業の概要
 顧客を満足させるための全社的な取り組みであるマーケティングは企業にとって極めて重要な機能ではあるものの、不確実性の高い現代の市場環境のなか、その実行において多くの困難な課題があることも事実である。
 本授業では、マーケティングを戦略的に実行していくための考え方および手法に関する理論やケースを紹介し、学生の理解を深めていく。具体的には、まずマーケティング戦略の基礎となる事業戦略および競争地位別戦略について理解する。次に、マーケティングの重要な要素である商品、価格、流通、プロモーションに関わる戦略における重要なポイントを理解する。さらに、近年注目される、消費者との関係性、グローバル、プレミアム、DX、SDGsといったキーワードと関わるマーケティングの戦略的実行に関して理解を深める。
 各テーマに関して、ケーススタディを通じた活発なディスカッションを行っていく。また、マーケティング戦略の構築に関して、個人およびグループワークによるリサーチプロジェクトの機会を提供する。 
授業の目的
マーケティング戦略の構築に関わる理論の習得、マーケティングのベストプラクティスを中心とするケースの考察、ディスカッション、リサーチプロジェクトなどを通じて、単なるマーケティング戦略の理解にとどまらず、自社・環境分析を踏まえ、個別の組織にマッチしたマーケティング戦略を構築できる能力を獲得する。 
到達目標
1.基本的なマーケティング・マインドを身につける。(DPの「A.専門知識・理解」に対応)
2.一般的なマーケティング戦略について説明できる。(DPの「A.専門知識・理解」に対応)
3.個別の組織に適したマーケティング戦略の構築ができる。(DPの「B.研究能力・応用力」に対応) 
成績評価の方法
授業への取組み姿勢(授業での発言、個人・グループ演習等)50%、期末レポート50% 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
[授業計画]
第1回:
テーマ:オリエンテーション マーケティングとは
なぜ高品質にもかかわらず、売れない商品が存在するのか?

第2回:
テーマ:事業戦略1:自社分析
自社の強み・弱みをどう明らかにするのか?

第3回:
テーマ:事業戦略2:環境分析
自社を取り巻く環境をどう明らかにするのか?

第4回:
テーマ:競争地位別戦略
ポジションにより、どう戦略は変わるのか?

第5回:
テーマ:STPの戦略的決定
誰に対して、どのような価値を提供するか?

第6回:
テーマ:商品戦略
商品の構成要素にはどのようなものがあるのか?

第7回:
テーマ:価格戦略
価格はどのように決定すべきか?

第8回:
テーマ:流通戦略
卸売業者は必要なのか?

第9回:
テーマ:プロモーション戦略
TV広告とインターネット広告はどう異なるのか?

第10回:
テーマ:リレーションシップ・マーケティング戦略
顧客との関係をどう構築・維持すべきか? DXの貢献は?

第11回:
テーマ:ブランド戦略
強いブランドはどのようなメリット・デメリットをもたらすのか? SDGs活動の貢献は?

第12回:
テーマ:プレミアム・マーケティング戦略
いかにして価格競争から脱却するのか?

第13回:
テーマ:グローバル・マーケティング戦略
標準化vs.適応化、どちらが優れているのか?

第14回:
テーマ:リサーチプロジェクト
グループワークによるマーケティング戦略に関わるプレゼンテーション

第15回:
テーマ:総括
全体のまとめ

[授業及び学修の方法]
 授業では、マーケティング戦略に関わる理論やケースを紹介するが、いずれもQ(投げかけ)&A(自らの考えを述べる)のスタイルで展開する。自身の積極的な発言はもちろんのこと、他者の発言に対しても有益な指摘ができるように努めること。また、グループワークによるマーケティング戦略に関わる発表を授業の終盤に予定しており、自らが収集した1次データに基づくプレゼンテーションが期待される。
 この科目は全回対面授業で行う。なお、状況によっては全て又は一部の回の授業形態を遠隔に変更する可能性がある。また、授業の進行状況によって講義内容・スケジュールが変更になる場合がある。

[準備学習及び事後学習のためのアドバイス]
 毎回、指定される資料を熟読し、関連する情報を収集したうえで、自らの考えを構築し、授業に参加できるように準備する(2時間×12回=24時間)。
 毎回、授業における、理論、ケース、ディスカッションの内容を再検討し、レポートにまとめる(2時間×12回=24時間)。
 個人およびグループワークによるリサーチプロジェクトに関わる調査や発表資料を作成する。(12時間)。 
教科書・参考書等
[教科書]
適宜資料を指示・配布する。
[参考書]
大﨑孝徳(2018)『「高く売る」ためのマーケティングの教科書:競合他社との圧倒的な「差」をつくる13のポイント』日本実業出版社 ¥1,650
沼上幹(2008)『わかりやすいマーケティング戦略 新版』有斐閣 ¥1,980
Kotler, Keller, and Chernev(2022)『コトラー&ケラー&チェルネフ マーケティング・マネジメント〔原書16版〕』丸善出版 ¥9,350
小川孔輔(2009)『マネジメント・テキスト マーケティング入門』日本経済新聞出版 ¥4,180 
オフィスアワー
木曜日6時限など授業の前後に実施予定、事前にメールで連絡をください。 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
 まず、ミニケースへの考察結果などの提出を授業中に求める場合もあるため、毎回PCを持参してください。
 授業では理論の検討に加え、ケースを用いたディスカッションや演習を中心に展開します。積極的な発言、オリジナリティ溢れる発表など、期待しています。また、グループワークに関して、オンラインで構いませんが、週1回は全員で打ち合わせを行う機会を確保してください。
 基本的には、予習はもちろんのこと、講義内容を改めて考え直す復習に力を入れてほしいと考えています。疑問や新たなアイデアが浮かんだ際は積極的に声をかけてください。楽しみにしています。 
参照ホームページ
メールアドレス
osaki.takanori@kagawa-u.ac.jp 
教員の実務経験との関連