[教科書] 特になし
[参考書] 1. 日引聡・有村俊秀(2023)「入門 環境経済学 新版」中央公論新社,900円. 2. 金本良嗣・藤原徹(2016)「都市経済学 第2版」東洋経済新報社,3,200円. 3. 金本良嗣・蓮池勝人・藤原徹(2006)「政策評価ミクロモデル」東洋経済新報社. 4. 栗山浩一・柘植隆宏・庄子康(2013)「初心者のための環境評価入門」勁草書房,3,200円. 5. 肥田野登編(1999)「環境と行政の経済評価:CVMマニュアル」勁草書房,1,800円. 6. 竹内憲司(1999)「環境評価の政策利用:CVMとトラベルコスト法の有効性」勁草書房,3,000円. 7. 田中隆一(2015)「計量経済学の第一歩:実証分析のすすめ」有斐閣,2,000円. 8. 森田果(2014)「実証分析入門:データから「因果関係」を読み解く作法」日本評論社,3,000円. 9. J.アングリスト・J-S.ピスケ(2013)「「ほとんど無害」な計量経済学:応用経済学のための実証分析ガイド」NTT出版,5,600円. 10. 有村俊秀・岩田和之(2011)「環境規制の政策評価:環境経済学の定量的アプローチ」上智大学出版,1,800円.
1 は環境経済学の入門書,2 は都市経済学の教科書です.前者は,コンパクトであり厚生分析の説明がとても読みやすいです.後者は,より広範囲の都市問題について,丁寧に取り扱っています.
3 は費用便益分析の教科書です.実務家向けに手法の具体的な適用方法を実例とともに紹介しています. 4, 5, 6はCVMを中心に環境評価手法を調査の計画から分析結果の評価まで丁寧に解説しています.
7 は計量経済学の現代的な手法を初学者向けに紹介する教科書です.直感的な解説と実証分析での活用例の紹介に加え,充実した演習用のデータを利用して,分析手法を身に付けることができます.8も実証分析で用いられる様々な計量的手法を豊富な分析例とともに平易な言葉で紹介するテキストです.9は大学院レベルの計量経済学テキストとして人気のあるAngrist & Pischke(2009)"Mostly Harmless Econometrics"の邦訳です.軽妙な語り口で近年重視される「因果推論」の考え方に基づく手法を丁寧に説明しています.
10 は著者らが行った定量的評価の例がわかりやすく紹介されており,定量評価の有用性と重要性を実感できます.
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