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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
9834290-1 
授業科目名
社会起業家論 
授業科目名(英字)
Theory of Social Entrepreneur 
時間割
前期 月曜日 6校時
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

佐藤 勝典

ナンバリングコード・水準
M2 
ナンバリングコード・分野
BSN 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
ACX 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Lg 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
履修推奨科目
学習時間
講義90分 × 15回 + 自学自習(講義の準備学習 30時間 + 講義後の復習 30時間) 
授業の概要
現代社会では、貧困、ニートや障害者など社会的弱者に関する様々な社会問題が起きている。
これらの問題をビジネスの手法を用いて解決しようとする社会的企業が注目されている。
本講義では、社会的企業を動かすキーパーソンである社会起業家に注目して、社会的企業の持つ「社会性」と「事業性」の視点から講義を行う。 
授業の目的
社会的問題を市民の目線に立ち、人と人のつながりによってビジネスの手法で解決しようとする活動が社会起業である。
本講義では、履修者が社会起業家の活動について理解するとともに、社会的企業に関する知識を応用して、社会起業をしたり、社会起業家との協働についての素地を身につけることを目的とする。 
到達目標
・社会的企業とは何か説明できる。(DPの専門知識・理解に対応)
・社会的企業の類型や起源について理解できる。(DPの専門知識・理解に対応)
・社会起業家と議論ができるように基礎的知識を習得できる。(DPの専門知識・理解に対応) 
成績評価の方法
レポート(約50%)、授業への取り組み姿勢(約50%)を総合的に評価する。
(なお、事前に通告なしで行う、レポートや出席カードの提出は実施ないことを履修者と約束する。)  
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
授業計画
第1回 イントロダクション、授業の進行についての説明
第2回 社会起業家とは
第3回 社会的企業について
第4回 社会起業の背景:中世からバブル経済まで
第5回 社会的企業について(理論と実態):日本の社会的企業
第6回 :欧米の社会的企業
第7回 社会的企業の国際比較
第8回 社会的企業の立ち上げシミュレーション :社会的企業のデザイン
第9回                  :社会的企業の資金
第10回                   :社会的企業の組織づくり
第11回 社会起業家について(理論と実態) :社会的企業の担い手
第12回              :ビジネスとしての社会的企業
第13回   :東日本大震災の被災地での取り組み
第14回  社会起業家の講演 (要レポート提出)
第15回 まとめ
※授業進捗やゲストスピーカー招聘の都合により授業計画は変更になることもある。

授業及び学習の方法
本講義は講義形式とディスカッション形式を併用して行う予定である。ディスカッションを行う都合上、感染症の状況によっては三密を避けるためにオンラインで授業を実施することがある。なお、ゲストスピーカーを招聘する時には、まずはゲストスピーカーに講演をしてもらい、その後、ゲストとのディスカッションを行う。

社会起業家論の講義では、社会的企業の背景や社会的企業を担う社会起業家の活動について詳しく説明する。
さらに、社会的企業が出現した背景や社会的企業の理論や実態について、社会的企業の国際比較をもとに理解を深める講義を行う。
その上で、社会的企業の立ち上げのシミュレーションを行い、担当者のこれまでの研究から中山間地域や東日本大震災の被災地での被災当事者による起業などの事例を適宜組み込んで授業を行う計画である。
そして、学期末には、講義に実際に活躍する社会起業家をゲストスピーカーとして招聘する計画である。受講生に社会起業家の講演を聞いてもらい、受講生と社会起業家の対話の時間を設ける。

自学自習(講義の準備学習 2時間 + 講義後の復習 2時間×15回)
第1回 事前学習:なっぜ講義を履修したか説明する準備をする。事後学習:イントロダクションの復習。
第2回 事前学習:社会起業家とは何か調べる。事後学習:社会起業家とはについて復習。
第3回 事前学習:社会的企業について調べる。事後学習:社会的企業についての復習。
第4回 事前学習:社会起業の背景について調べる。事後学習:社会的企業の背景についての復習。
第5回 事前学習:日本の社会的企業について調べる。事後学習:日本の社会的企業についての復習。
第6回 事前学習:欧米の社会的企業について調べる。事後学習:欧米の社会的企業についての復習。
第7回 事前学習:社会的企業の国際比較について調べる。事後学習:社会的企業の国際比較についての復習。
第8回 事前学習:社会的企業のデザインにつぃて調べる。事後学習:社会的企業の資金について復習。
第9回 事前学習:社会的企業の資金について調べる。事後学習:社会的企業の資金についての復習。
第10回  事前学習:社会的企業の組織づくりについて調べる。事後学習:社会的企業の組織づくりについての復習。
第11回 事前学習:社会的企業の担い手について調べる。事後学習:社会的企業の担い手についての復習。
第12回 事前学習:ビジネスとしての社会的企業について調べる。事後学習:ビジネスとしての社会的企業についての復習。
第13回 事前学習:東日本大震災の被災地での社会的企業について調べる。事後学習:東日本大震災の被災地での社会的企業についの復習。
第14回 事前学習:社会起業家のゲストについて調べる。事後学習:公園にあ要を復習する
第15回 事前学習:講義全体の復習。事後学習:まとめのレポートの準備。 
教科書・参考書等
教科書は特に指定しない。必要に応じて資料の配布を行う予定である。本講義の参考書として以下の書籍を紹介する。
・谷本寛治編著『ソーシャル・エンタープライズ』 中央経済社 2006年 3080円
・山本隆編著『社会的企業 もうひとつの経済』法律文化社 2014年 3300円
・藤井敦史・原田晃樹・大高研道編著『闘う社会的企業』勁草書房 2013年 3630円 
オフィスアワー
事前にメールで連絡をください。メールアドレスは研究科のホームページの教員紹介で確認できます。佐藤研究室は幸町南キャンパス2号館2階222号室です。 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
本講義は、経営学の基礎知識があることを前提として講義を進めることに留意してください。 
参照ホームページ
メールアドレス
sato.katsunori@kagaw-u.ac.jp 
教員の実務経験との関連