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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
9834210-1 
授業科目名
環境経営 
授業科目名(英字)
Sustainable Management 
時間割
前期集中 その他 集中
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

木全 晃

板谷 和彦

中村 正伸

ナンバリングコード・水準
M3 
ナンバリングコード・分野
BSN 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
BCA 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Lx 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
企業倫理 
履修推奨科目
特になし 
学習時間
講義90分×15回+自学自習(準備学習 30時間+事後学習 30時間) 
授業の概要
本講義は、企業の存続・成長と地球環境保全との両立に関する先行理論を、できるだけビギナーにも分かりやすく解説しながら、実際に私たちが環境経営を進めるうえで、どのような取り組みが必要かについて検討します。そこでは、環境経営の概念の捉え方をはじめ、事業レべル、製品・サービスのレべル、工場などの拠点レべルで、それぞれ資源リサイクル、省エネルギー、化学物質の管理といった各論がどのように実施されているか、先進企業等の具体的なケースを交えながら講義を進めていきます。配布資料をもとに事前・事後の学習を進めてください。 
授業の目的
地球環境保全の主要課題を把握するとともに、解決策を考える基礎力の習得を目的とします。技術と経済性との両面からレクチャーしますが、皆さんとできるだけ多くの議論を重ねながら、倫理的職業人の育成をめざします。 
到達目標
1)自らの言葉で環境と経済を両立させるうえでの問題の所在と解決の方向性を示すことができるよう基礎知識を習得すること(DPの「A:専門知識・理解」に対応)、2)複眼的な視野で環境問題を捉える力を身につけること(DPの「B:研究能力・応用力」に対応)(DPの「C:倫理観・社会的責任」に対応)、をめざします。 
成績評価の方法
講義への取組み姿勢:60%、学生発表・プレゼンテーション:40% 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
レクチャーのみならず、統計データや事例をもとにクラス全体で討論をしながら進めます。
第1回 環境経営とは(イントロダクション)
第2回 環境経営のフレームワーク:学説的背景、資源生産性など
第3回 環境経営の測定:カーボンフットプリント、環境効率など
第4回 環境コミュニケーション: LCA、ISO14000s、SRIなど
第5回 環境法令の変遷①:温暖化対策関連法、再生可能エネルギーとフィードインタリフなど
第6回 環境法令の変遷②:廃棄物関連法、リサイクルに関する個別法など
第7回 事業レヴェルの環境経営①:事業戦略とシナジー、多角化としての環境事業など
第8回 事業レヴェルの環境経営②:製造業および非製造業の多角化、グリーンイノベーションなど
第9回 製品レヴェルの環境経営①:拡大化としてのグリーンプロダクト開発、エネルギー効率の向上など
第10回 製品レヴェルの環境経営②:リサイクル設計、廃棄物の付加価値化と製品開発など
第11回 拠点レヴェルの環境経営①:資源循環の3R、事業所ゼロエミッションなど
第12回 拠点レヴェルの環境経営②:省エネ活動の実際、省エネサービスなど
第13回 地域と環境①:廃棄物不法投棄の構造、豊島事件など
第14回 地域と環境②:エコタウン事業と地域再生
第15回 本講義の総括、学生発表・プレゼンテーション

【自学自習に関するアドバイス】日頃からメディアや仕事を通じて環境保全についての問題点、課題等を整理し、自分なりの考え方を醸成すること(各回2時間程度)。各回ともに当該テーマに対応した文献資料を紹介するので、これを読破するなどして事後学習をされたい(各回2時間程度)。 
教科書・参考書等
教科書は使用しません。毎回、配布資料をもとに進めます。
参考書:ポール・ホーケンほか『自然資本の経済』、日本経済新聞社、2001年、2,500円、木全晃『グリーンファクトリー』、日本経済新聞社、2004年、1,600円など。このほか授業の時間内に適宜、文献を紹介します。地域マネジメント研究科のHPにリサイクル事例(拙稿、ケースシリーズ)があるので参照してください。 
オフィスアワー
非常勤講師のため、特に設けていません。講師への質問がある場合は講義時にお願いします。 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
初心者の参加も歓迎します。主にクラス全体でディスカッションを行いますので、積極的な参加を期待します。 
参照ホームページ
メールアドレス
教員の実務経験との関連
(担当教員)木全 晃
(世話役教員)板谷 和彦
(授業責任者)中村 正伸