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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
9833110-1 
授業科目名
経営戦略 
授業科目名(英字)
Strategic Management 
時間割
前期後半 火曜日 6校時
前期後半 火曜日 7校時
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

西中 美和

ナンバリングコード・水準
M2 
ナンバリングコード・分野
BSN 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
ABD 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
LE 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
経営管理論,マーケティング戦略,サービス・マネジメント 
履修推奨科目
サービス・マネジメント 
学習時間
講義90分 x 15回 + 自学自習(準備学習 30時間 + 事後学習 30時間) 
授業の概要
経営戦略の目的は,企業(組織)の競争優位と持続可能性の確立です.その目的のために,外部・内部の要因を総合的に検討しながら,組織の進むべき方向を決め,そこに至るまでのシナリオを描くことが戦略です.授業では,経営戦略の代表的な理論とフレームワークを,実際の事例を交えながらの講義や,討議を通じて体系的に理解することを目的とします.
組織が価値を創出し,将来展望を考える上で重要な (1) 事業定義の考え方,(2) 競争と協力関係およびその環境,(3) 内部資源とコア・コンピタンスの考え方,(4) 競争優位を築くための戦略,等の内容をカバーし,最終的に,それらを包括的に含む戦略策定演習を行います.
これらにより,様々な場面に適用可能な経営戦略的な考え方を身につけます. 
授業の目的
この授業では,以下の4点を目的とします.
(1)経営戦略を策定するための基礎となる理論とフレームワークを理解することを目的とします
(2)経営戦略フレームワークを用いた事例分析ができることを目的とします
(3)企業ビジョンの検討や,経営戦略の理論を適用した戦略立案ができるようになることを目的とします
(4)国際展開上の留意点等を理解し,経営者としてのグローバルマインドを身に着けることを目的とします 
到達目標
1. 経営戦略の主要な理論を理解する(「DP:A 専門知識・理解」に対応)
2. 経営戦略のフレームワークを用いて組織の経営課題を分析できる(「DP:B 研究能力・応用力」に対応)
3. 経営戦略の理論を適用して戦略立案ができる(「DP:B 研究能力・応用力」に対応)
4. グローバルな展開を行う企業の事例を学ぶことで,国際展開上の留意点等を理解し,経営者としてのグローバルマインドを身に着ける(「DP:D グローバルマインド」に対応) 
成績評価の方法
授業取組み姿勢(授業での発言等)50%、個人レポート50%により評価を行う. 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
【授業内容,その他】
■ 授業内容は,代表的な理論とフレームワークを,実際の事例を交えた形で構成します.
■ 授業方法は,主として講義形式で行いますが,一部,討議やグループワークを併用し,双方向性を取り入れます.
■ 授業計画は,以下としますが,履修者の要望・テーマ等を考慮し,また,進捗等を見ながら変更の可能性があります.
■ この科目は基本的に対面授業を行います.

【授業計画】
第1回: ガイダンス,経営戦略とは、外部環境と内部資源
第2回: 競争優位の実現:外部環境と内部資源(SWOT分析)
第3回: SWOT分析(演習)
第4回: 業界の構造分析(ポーターの5つの競争要因)
第5回: 業界の構造分析(ポーターの5つの競争要因)(演習)
第6回: 差別化戦略,コスト・リーダーシップ戦略
第7回: ブルー・オーシャン戦略
第8回: 演習(グループワーク)
第9回: AI戦略 (外部講師)
第10回: プラットフォーム戦略
第11回: 資源アプローチの競争戦略(コア・コンピタンス,ナレッジマネジメント等)
第12回: 多角化戦略
第13回: 戦略策定演習(グループワーク1)
第14回: 戦略策定演習(グループワーク2)
第15回: 戦略策定演習(グループワーク発表)+全体総括

【準備学修及び事後学修のためのアドバイス】
理論には,汎用的に現象を説明するという側面があります.
経営戦略的なものの見方・考え方は,応用範囲が広く,多くの場面に適用できます.
受講者は,新聞等から得られる実際の企業活動に対して,学んだ理論やフレームワークを使って考えることで,経営戦略論的な,考え方を身に着ける自己研鑽を行うことが望まれます.

第1回~第3回:SWOTテンプレートを用いて事例を分析する(復習 10時間)
第4回~第5回:5Fテンプレートを用いて事例を分析する(復習 10時間)
第6回~第8回:テンプレートを用いて事例を分析する(準備 10時間,復習 10時間)
第9回~第12回:参考資料の該当箇所を読む (準備 10時間,復習 10時間)
第13回~第15回:グループ演習・発表の準備を行う (準備 10時間) 
教科書・参考書等
教科書は特に指定しませんが、参考書は以下の通りです.その他参考資料は,授業内で提示します.
1. ヒット, アイルランド,ホスキンソン(著)髙木,他(監訳)『戦略経営論 〈第3版〉 競争力とグローバリゼーション』センゲージ ラーニング,2021. \4,180 
オフィスアワー
授業前1時間(南7号館3階,事前に連絡をください) 
※上記以外でも事前にご連絡いただければ随時対応いたします. 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
現代は,変化の激しい時代であり,必ずしも現時点で実施されている業務や研究が将来にわたって同じ形で存続してゆくかは,定かではありません.しかし,基本的なものの見方・考え方(いわゆる理論)は,応用範囲が広く,また,そこからの修正・変更もベースがあると比較的容易にできます.そのため,基本となる考え方を理解しておくことは,多方面において助けとなることが多いと思われます. 
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