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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
9833100-1 
授業科目名
研究倫理 
授業科目名(英字)
Research Ethics 
時間割
前期集中 その他 集中
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

三好 秀和

板谷 和彦

ナンバリングコード・水準
M2 
ナンバリングコード・分野
ANM 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
ABC 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Le 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
プロジェクト演習、プロジェクト研究 
履修推奨科目
学習時間
e-Learningコンテンツの受講(10テーマ) + 授業45分 × 1回 + 授業150分 ×1回 + 自学自習(準備学習 15時間 + 事後学習 15時間) 
授業の概要
【キーワード】研究倫理
この授業は、「研究倫理」についての基本的知識を養うとともに、様々な調査研究を実施する際に遵守すべき倫理観、態度・姿勢、行動などを理解することを目的とします。調査主体として取るべき行動、調査対象(人、フィールドなど)に配慮すべき点、収集したデータの取り扱いや情報発信の仕方、適切な引用の記述を習得し、今後の調査や研究に関わる活動を円滑に進められるようにします。また、この授業は「ガイダンスの授業(45分)」「e-Learningコンテンツの受講(10テーマ)」 「グループワークとグループ発表(150分)」及び自学自習で構成されます。 
授業の目的
研究倫理について知り、実践することで、自分の研究に誠実な行動をとれるようにします。「責任ある研究行為」「研究における不正行為」「データの取り扱い」など、調査研究において遵守すべきことを理解し、自分が調査研究を実施する場合を想定した「調査依頼状及び企画書」を作成できるようになることを最終的な目的としています。 
到達目標
1.「研究倫理」について理解できるようになる。(DP「倫理観・社会的責任」に対応)
2.「研究倫理」を遵守した調査研究を考えられるようになる。(DP「専門知識・理解」に対応)
3.「研究倫理」を遵守した「調査依頼状及び企画書」を作成できるようになる。(DP「研究能力・応用力」に対応) 
成績評価の方法
1.e-Learningコンテンツ(10テーマ)修了書の提出
2.授業へのコミット(発言など積極的な参加態度)
3.「調査依頼状及び企画書」の提出(各自作成分及びグループ提出分)

成績評価は以上を満たすことによる「合否判定」のみで行います。
※ 必修科目ですがGPAの算出には含まれません。 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
■第1回9月30日(月):ガイダンス (30分)
授業内容(全体の構成、授業の進め方、e-Learning受講方法、グループワーク、グループ発表、評価方法など)について説明をします。

■10月~12月 各自でe-Learningコンテンツを受講(10テーマ)
定められた内容・回数を受講し、期日までに修了証書を講師に提出してください。(【修了書提出】を参照)

■12月20日(金) グループワークの希望提出
自分が調査研究を実施する場合を想定した「調査依頼状及び企画書」を作成してもらいます(【レポート】を参照)。調査研究のテーマは自由ですが、企画書では関連する図書や先行研究の文献を適切に引用して調査の趣旨・意義・方法を明らかにしてください。どのような「方法」を用いるかは以下4つの方法についての希望順を講師にメールで提出してもらいます(【グループワーク希望提出】を参照)。また、第2回の授業時に各方法でグループを構成し、グループワークとグループ発表をしてもらいます。
 A)アンケート調査
 B)インタビュー調査
 C)フィールドワーク(参与観察・非参与観察)
 D)実証実験・イベント

ただし、各方法とも最大で2つまでのグループ(1グループ5名程度)とし、学生の割り当ては上記メールを講師が受信した日時の早い順に行います。

希望テーマの提出がない学生については、グループ構成などを考慮した上で、ランダムにグループを割り当てます。グループ分けが決まり次第、受講者に連絡します。

■第2回 2025年2月12日(水)6・7限:グループワークとグループ発表
≪グループワーク(90分)≫
グループ毎に分かれて、各自が用意してきた「調査依頼状及び企画書」を共有しながら、調査研究を行う上での注意点や課題を整理します。各自の「調査依頼状及び企画書」において、これらの注意点や課題が配慮されているか、様式や内容のポイント等について検討し、グループ発表の準備を行います。各自作成の「調査依頼状及び企画書」は授業時に提出してもらいます。

≪グループ発表(60分)≫
各グループ5分程度の発表を行います。
全ての発表終了後に全体でディスカッションを行い、調査研究の各方法における注意点や課題、適切な引用の記述法を共有し、「調査依頼状及び企画書」の更なるブラッシュアップに向けた方向性等について検討します。

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【修了書提出】
提出期日:2025年2月12日(水)23:59迄
提出方法:PDFファイルをメールにて添付送信
提出先:三好・板谷宛

【グループワーク希望提出】
自分が調査研究を実施する場合を想定して「調査依頼状及び企画書」を作成するにあたり、「A)アンケート調査」「B)インタビュー調査」「C)フィールドワーク(参与観察・非参与観察)」「D)実証実験・イベント」についての希望順を決めて、以下の通り提出してください。
提出期日:2025年1月31日23:59迄
提出方法:メールにて送信
提出先:三好・板谷宛

【レポート】
授業最終回の終了後、各グループ内で「調査依頼状及び企画書」をブラッシュアップし、グループ代表者が以下の通り提出してください。「調査依頼状及び企画書」にはグループメンバー全員の名前を明記してください。
なお、優れた「調査依頼状及び企画書」は次年度以降の授業資料(作成者の名前を明記)とします。また、全グループの「調査依頼状及び企画書」は、今後の「プロジェクト演習・研究」の参考とできるよう、履修者が閲覧できるようにします。閲覧の方法については、改めてご連絡します。
提出期日:2月19日(水)23:59迄
提出方法:MS-Wordファイルをメールにて添付送信
提出先:三好・板谷宛

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※ 以上の計画は、履修者(人数、関心テーマ)や進捗状況、内容の理解度などによって変更する可能性があります。
※ 第2回授業(2月12日)は他の集中講義との関係で日程が前後する可能性があります。

【準備学習及び事後学習のためのアドバイス】
10月~1月
e-Learningコンテンツを受講し、調査研究の方法によって特に注意すべき「研究倫理」について検討する。

1~2月
自分が調査研究を実施する場合を想定して必要な文献を収集してこれを引用して「調査依頼状及び企画書」を作成し、授業にのぞむ。
グループワーク及びまとめの授業で議論されたことをベースに、「調査依頼状及び企画書」をブラッシュアップし、自分自身の「プロジェクト演習・研究」に活用できるようにする。 
教科書・参考書等
眞嶋俊造・奥田太郎・河野哲也編著(2015)『人文・社会科学のための研究倫理ガイドブック』慶應義塾大学出版会 
オフィスアワー
オフィスアワー:電子メールにて随時受け付けます。
三好研究室:南7号館3階 e-mail:miyoshi.hidekazu@kagawa-u.ac.jp
板谷研究室:南7号館2階 e-mail:itaya.kazuhiko@kagawa-u.ac.jp 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
●履修者数によって授業方法を多少変更する可能性があります。
●授業資料の配布、レポートの提出などにMoodleを活用します。Moodleへのアクセス・登録については初回授業時に説明します。
●この授業は「プロジェクト演習・研究」に取り組む際に身につけておくべき内容ですが、それだけでなく、これまで何気なく行ってきたフィールドワークやヒアリング等も見直す機会になると思います。 
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