ゲーム理論では複数の利害関係者(プレイヤ)がいるときに、各プレイヤはどのように行動すべきであるか、どういう戦略をとればよいかを分析する。自分以外のプレイヤがどのように行動するかがそれぞれの利害関係者の利得に影響を与えるので、分析は複雑になる。人間社会におけるこのような競争的状況(ゲーム的状況)の分析方法について講義を行う。協力ゲーム理論では公平性について分析する。 ゲーム理論は囲碁(将棋)における定石(定跡)のようなものである。ゲーム理論を理解したからと言って、勝負に勝てたり、経営での意思決定に有利になるわけではない。しかし、ゲーム理論を理解しているとそのような局面で不必要な不利益を被ることを防ぐことができる。 授業は教員作成のスライドに沿って講義形式で行い、必要に応じて質疑応答を行う。講義内容は自学自習が行いやすいようになるべくテキストに沿うようにする。スライドは資料として配付する。
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