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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
0B40063-1 
授業科目名
知プラe科目 レジリエントな社会の構築とコンピューターシミュレーション 
授業科目名(英字)
Building a resilience society and computer simulation 
時間割
後期集中 その他 集中
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

岡﨑 慎一郎

地元 孝輔

宮本 慎宏

吉田 秀典

ナンバリングコード・水準
B2 
ナンバリングコード・分野
THM 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
cbd 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Le 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
知プラe科目 データサイエンスを活用した防災・危機管理,知プラe科目 災害とデータサイエンス 
履修推奨科目
情報リテラシーB 
学習時間
授業90分×7回+授業45分+自学自習(準備学習 16時間 + 事後学習 16時間) 
授業の概要
【キーワード】データサイエンス、レジリエンス、コンピューターシミュレーション

コンピューターシミュレーションは、「第3の科学」とも言われ、自然科学、工学、経済学、社会科学における理論・システムを数理モデルで表現し、コンピューターを用いて仮想実験や事象予測を行う技術である。今日では、製造業における工業製品の設計や新規材料の開発、自然現象の解明による災害対策、社会インフラ整備のための構造物設計・安全評価、金融・ビジネスにおけるマーケティングなど多様な分野において欠かすことができない。とりわけ、ビッグデータとAIなどの数理技術との融合により、製品の設計・製造プロセスの最適化、公共インフラの維持と保安水準の向上、津波・地震等の災害予測精度の向上、安価かつ環境性の高い電力・エネルギー製造と供給、テーラーメイド医療・予防サービス普及による医療費削減など、幅広い分野において新しい価値を創造することが期待されている。本講義では、レジリエントな(強靭化)社会構築におけるコンピューターシミュレーション活用事例を挙げ、その重要について担当教員がそれぞれの専門分野の立場から説明する。
この科目では、リスクにかかわる知識・技能/現代社会におけるリスクについての知識を習得することができます。(R科目)
この科目では、情報学、統計学に関する知識・技能/これからのデジタル社会を生きるうえで必要な知識を習得することができます(I科目) 
授業の目的
レジリエントな(強靭化)社会構築におけるコンピューターシミュレーションの活用法を学び、さらに、コンピューターシミュレーションの援用による地域の安全・安心を議論できるようになる。 
到達目標
1.レジリエントな(強靭化)社会とは何かを説明できる。
2.レジリエントな(強靭化)社会構築におけるコンピューターシミュレーションの活用法を説明できる。
3.コンピューターシミュレーションの援用による地域の安全・安心を、自分の言葉で説明できる。
(共通教育スタンダードの「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」・「広範な人文・社会・自然に関する知識」・「市民としての責任感と倫理観」に対応) 
成績評価の方法
コメントシート50点(到達目標1、2、3に対応)+小テスト50点(到達目標1、2、3に対応)により評価し、60点以上の評価により合格とする。なお、期末試験は実施しない。 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
【授業計画】
第1週 AI等を用いた社会インフラのヘルスチェック(岡﨑慎一郎)
第2週 大規模シミュレーションが可能とする社会インフラの長寿命化(岡﨑慎一郎)
第3週 振動シミュレーションに基づく建築物の安全性評価(宮本慎宏)
第4週 地盤モデルを用いた地盤震動シミュレーション(地元孝輔)
第5週 震源モデルを用いた強震動シミュレーション(地元孝輔)
第6週 都市モデルを活用した高潮/津波/ため池氾濫シミュレーション(吉田秀典)
第7週 都市モデルを活用した広域避難シミュレーションと復興政策の検討(吉田秀典)
第8週 まとめ

【授業及び学習の方法】
e-Learningコンテンツの視聴及び出席確認も兼ねて、授業で学んだ内容を毎週コメントシートにまとめてもらいます。

【自学自習のためのアドバイス】
毎週のコメントシートの作成に関しては、コンピューターシミュレーションの援用による地域の安全・安心の重要性等について、文献等事前に調べるなどして、独自の考えも展開するようにしてください。特に、以下に留意して学習してください。なお,括弧内は、自学自習時間の目安です。
第1週 社会インフラにおけるヘルスチェックの事例を調べて理解を深める(5時間)
第2週 社会インフラの長寿命化の意義を考える(5時間)
第3週 建築物の安全性評価の重要性について考える(5時間)
第4週 地盤震動におけるシミュレーションの必要性について考える(5時間)
第5週 地震学/地震工学におけるシミュレーションの必要性について考える(5時間)
第6週 高潮/津波/ため池の氾濫におけるシミュレーションの意義について考える(5時間)
第7週 災害時の避難に関する課題点を調べ、その解決方法について自身なりの考えをまとめる(5時間)
第8週 レジリエントな社会の構築に関して、講義で取り上げた以外の事案についても、どのようにシミュレーションが活用されているのかを調べ、その意義、必要性、重要性について理解を深める(2.5時間)

【e-Learning科目の履修登録に際して】
本講義はフルオンデマンドで実施されるため講義室での授業は行わない。
また、 科目によって受講制限をかける場合がある。
なお、教務システム(ドリームキャンパス)の履修登録とは別に
e-Learningシステム(Moodle)の登録が必要なので、
大学連携e-Learning教育支援センター四国ウェブページに掲載している
香川大学学生向け履修案内をよく読んで、期限内に登録手続きを済ませること。
期限内に登録を完了できなかった場合は履修を許可しない。
https://chipla-e.ucel.kagawa-u.ac.jp/ 
教科書・参考書等
教科書・参考書等は授業中に適宜紹介します。 
オフィスアワー
まずは、コーディネーターの大学教育基盤センター藤澤(fujisawa.shuhei@kagawa-u.ac.jp)にご連絡ください。担当の先生方にお伝えします。藤澤のオフィスアワーは、木曜日2コマ目で、場所は幸町北5号館5階です。 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
本講義は、e-leaning形式での提供となります。 
参照ホームページ
大学連携e-Learning教育支援センター四国(知プラ)ウェブサイト
https://chipla-e.ucel.kagawa-u.ac.jp/ 
メールアドレス
dscm-resi-c@kagawa-u.ac.jp(授業を担当する全教員にメールが送られます) 
教員の実務経験との関連