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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
0B40036-1 
授業科目名
知プラe科目 人工魚礁の開発と環境保全 
授業科目名(英字)
Development of Artificial Reefs and Environmental Conservation 
時間割
前期集中 その他 集中
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

末永 慶寛

ナンバリングコード・水準
B2 
ナンバリングコード・分野
THM 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
cbe 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Le 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
数学C、海域環境マネジメント 
履修推奨科目
数学C、海域環境マネジメント 
学習時間
授業(e-Learning)90分×8回+自学自習(準備学習15時間+事後学習15時間) 
授業の概要
【キーワード】人工魚礁,流動制御,環境改善,資源生産力

我が国沿岸海域における水産資源生産力の向上のための施設として、様々な人工魚礁が開発されてきた。本講義では,人工魚礁開発の歴史と人工魚礁の有すべき水産資源生産力向上および環境改善機能について,実海域における具体例を挙げながら解説する。 
授業の目的
主に瀬戸内海を中心として,人工魚礁の開発にまつわる歴史、求められる機能、設計コンセプトおよび実海域における生物資源増大に資する効果に関する知識を得ることが本授業の目的である。 
到達目標
本講義を受講することにより、以下の項目を説明できる。
1.人工魚礁の歴史、役割(共通教育スタンダードの「広範な人文・社会・自然に関する知識」に対応)
2.人工魚礁の流動制御機能(共通教育スタンダードの「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応)
3.人工魚礁の実海域における生物資源生産力向上効果(共通教育スタンダードの「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応)
4.地場産業との共同研究による技術の実用化(共通教育スタンダードの「地域に関する関心と理解力」に対応)
5.SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」(共通教育スタンダードの「21 世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応) 
成績評価の方法
4回の小テストを計40点満点、期末レポートを60点満点で評価し、合計60点以上を合格とする。なお、小テストの受験(提出)回数が3回未満の場合は、期末レポートの提出資格を与えない。 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
【授業計画】
※ 授業内容は変更になる可能性があります。
1. ガイダンス(授業内容の概要説明を含む)、人工魚礁開発の歴史
2. 人工魚礁の安定性
3. 人工魚礁の流動制御機能
4. 人工魚礁の生物蝟集機能
5. 人工魚礁の藻場造成機能
6. 人工魚礁の環境改善機能
7. 大学と地場産業との連携による実用化の事例
8. 期末レポート

【e-Learning科目の履修登録に際して】
本講義はフルオンデマンドで実施されるため講義室での授業は行わない。また、科目によって受講制限をかける場合がある。なお、教務システム(ドリームキャンパス)の履修登録とは別にe-Learningシステム(Moodle)の登録が必要なので、大学連携e-Learning教育支援センター四国ウェブページに掲載している香川大学学生向け履修案内をよく読んで、期限内に登録手続きを済ませること。期限内に登録を完了できなかった場合は履修を許可しない。
https://chipla-e.ucel.kagawa-u.ac.jp/

【授業時間外学習について】
第1回 人工魚礁に関する機能、実施例等を事前に調べておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第2回 人工魚礁の安定性について、海底設置後の評価方法を調べておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第3回 人工魚礁の流動制御機能について、評価方法、実施例を調べておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第4回 人工魚礁の生物蝟集機能について、海底設置後の効果について調べておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第5回 人工魚礁の藻場造成機能について、藻場の重要性の理解と情報収集をしておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第6回 人工魚礁の環境改善機能について、実海域で効果を検証した事例を調べておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第7回 人工魚礁の実用化の事例について、事前に調べておく。(準備学習2時間、事後学習2時間)
第8回 期末レポートについて、講義全般を通じて取り組んだ課題と内容について復習しておく。(準備学習1時間、事後学習1時間) 
教科書・参考書等
参考書(自主学習用で必ずしも購入の必要はない):閉鎖生態系・生態工学ハンドブック(2015),大政,竹内ら,監修,アドストリー発行,丸善出版,ISBN978-4-904419-57-1 ¥5,060(税込) 
オフィスアワー
時間:火曜日4時限目,木曜日2時限目
場所:林町キャンパス2棟5階教員室
備考:不在時あるいは対面が困難な場合は電子メール(suenaga.yoshihiro@kagawa-u.ac.jp)を活用されたい。 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
第1回目から第8回目までの受講はすべて、インターネットに接続できるパソコンからMoodleとよばれるLMS(Learning Management System)にアクセスしてe-Learningコンテンツを視聴する形態となる。動画コンテンツを視聴する際は、話のポイントをノートに書き取るなど、主体的な学習態度を心がけること。その他受講方法の詳細については、第1回(ガイダンス)を参照されたい。 
参照ホームページ
大学連携e-Learning教育支援センター四国(知プラ)ウェブサイト
https://chipla-e.ucel.kagawa-u.ac.jp/ 
メールアドレス
suenaga.yoshihiro@kagawa-u.ac.jp 
教員の実務経験との関連
建設業,コンサルティング,サービス業等の実務経験を有し,その経験を活かして構造物の設計,施工,環境影響評価および実用化に至る「ものづくり」の基礎を教育している.