シラバス参照

科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
0B10029-1 
授業科目名
マイノリティのライフヒストリー 
授業科目名(英字)
The Life Histories of Minorities 
時間割
3Q 火曜日 2校時 L-432
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

小坂 有資

ナンバリングコード・水準
B2 
ナンバリングコード・分野
THM 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
cxx 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Lg 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
瀬戸内国際芸術祭とマイノリティ問題 
履修推奨科目
差別とマイノリティ、社会デザインとマイノリティ問題 
学習時間
授業90分×7回+授業45分×1回+自学自習(準備学習20時間+事後学習10時間) 
授業の概要
【キーワード】マイノリティのカテゴリー化
デザイン思考とは、デザイナーの営みをモデルにした課題を発見・解決するための技法です。この授業では、デザイン思考のプロセスのうち「共感」と「問題定義」に焦点をあて、私たちが抱える重要な問題である差別問題について考えます。具体的には、マイノリティのカテゴリー化に関する問題について考えます。マイノリティの人々に対する一面的な見方や意味づけに陥らないための共感の技法として、ライフヒストリーを取り上げます。そして、マイノリティの人々のライフヒストリーを分析し、マイノリティの人々が抱える具体的な課題を発見するグループ発表を行います。
この科目では、課題探求のプロセスに実践を通じて関与することができます。(D科目) 
授業の目的
マイノリティの人々は多様な人生を歩んでいますが、一面的な見方や意味づけをされていることが少なくありません。この授業では、マイノリティの人々の多様な人生を知り、マイノリティの人々が抱えている問題を自分自身に関連づけて理解し、そしてマイノリティ問題の具体的な課題を発見することができるようになることが目的です。このように人やモノ等に対する見方や考え方を再構築し、適切な課題を発見することは、デザイン思考の「共感」から「問題定義」にいたるプロセスにあたります。 
到達目標
1.ライフヒストリーについて説明することができる。
2.マイノリティのライフヒストリーを分析し、マイノリティの人々が抱えている具体的な課題を発見することができる(共通教育スタンダード「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応)。
3.マイノリティの人々が抱えている具体的な課題について、自分自身と関連づけることができる(共通教育スタンダード「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応)。
4.1~3を、デザイン思考の共感から問題定義にいたるプロセスと関連づけることができる。 
成績評価の方法
コメントシート 10%(到達目標1に対応)、グループ発表 30%(到達目標2と4に対応)、レポート 60%(到達目標の3と4に対応) 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
【授業計画】
第1回 ガイダンス
第2回 差別とライフヒストリー
第3回 様々なライフヒストリーにふれる
第4回 マイノリティの歴史を知る
第5回 マイノリティのライフヒストリーを分析する
第6回 グループ発表の準備
第7回 グループ発表 
第8回 振り返りとまとめ

【授業及び学習の方法】
第1と第2回と第8回は、主に講義です。
第3回と第4回は、ジグソー学習法というメンバーごとに担当を決めて教え合う技法を用いて授業をします。
第5回と第6回は、グループ発表の準備のためのグループワークが中心です。
第7回は、グループ発表です。

【準備学習及び事後学習のためのアドバイス】
第1回 この授業に関するアンケートに回答してください。(1時間)
第2回 差別やライフヒストリーに関する授業内容を復習し、また、取り組みたいマイノリティに関するアンケートに回答してください。。(3時間)
第3回 グループ発表で取り組むマイノリティに関する歴史を調べてレポートにまとめてください。(5時間)
第4回 グループ発表で取り組むマイノリティのライフヒストリーを調べてレポートにまとめてください。(5時間)
第5回と第6回 グループ発表のための準備をしてください。不足している内容を調べて、グループ発表にいかしてください。(各回5時間)
第7回と第8回 グループ発表したマイノリティの人々が抱えている具体的な課題に、自分自身がどのように関与することができるかを論述するレポートを作成してください。(各回3時間) 
教科書・参考書等
参考書:西原和久・杉本学編(2021)『マイノリティ問題から考える社会学・入門:差別をこえるために』有斐閣.2,420円(税込)他にも授業中に適宜紹介します。 
オフィスアワー
時間 水曜日12時~14時
場所 幸町北キャンパス5号館5階 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
授業はグループワークが中心なので、やむを得ない場合を除いて遅刻・欠席をしないようにしてください。 
参照ホームページ
メールアドレス
kosaka.yusuke@kagawa-u.ac.jp 
教員の実務経験との関連