シラバス参照

科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
0B10028-1 
授業科目名
差別とマイノリティ 
授業科目名(英字)
Discrimination and Minority 
時間割
2Q 火曜日 2校時 L-523
対象年次及び学年
1年次 
担当教員

小坂 有資

ナンバリングコード・水準
B2 
ナンバリングコード・分野
THM 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
cxx 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Lg 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
瀬戸内国際芸術祭とマイノリティ問題 
履修推奨科目
マイノリティのライフヒストリー、社会デザインとマイノリティ問題 
学習時間
授業90分×7回+授業45分×1回+自学自習(準備学習20時間+事後学習10時間) 
授業の概要
【キーワード】日常の差別
デザイン思考とは、デザイナーの営みをモデルにした課題を発見・解決するための技法です。この授業では、デザイン思考のプロセスの中で重要な位置を占める「共感」に焦点をあてます。具体的には、「日常の中に潜む差別」に着目し、共感という技法を用いてマイノリティの人々が抱える問題を明らかにします。
この科目では、課題探求のプロセスに実践を通じて関与することができます。(D科目) 
授業の目的
マイノリティの人々に対する差別の問題は、自分自身と関係のないものだと考えられているかもしれません。この授業では、自分の中にある決めつけや思い込みから距離をとる態度を身につけることによって、マイノリティの人々が抱えている問題を自分自身と関連づけて考察することを目的とします。このことは、デザイン思考との関係でいうと、共感の技法を身につけることと同様です。 
到達目標
1.普段意識しないような日常生活の中にある差別を発見し、説明することができる(共通教育スタンダード「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応)。
2.自分自身と関連づけて日常生活の中にある差別の問題点を論じることができる(共通教育スタンダード「21世紀社会の諸課題に対する探求能力」に対応)。
3.本授業のアプローチを、デザイン思考の共感の技法に関連づけることができる。 
成績評価の方法
予習シート60%(到達目標の1と2に対応)、レポート40%(到達目標の2と3に対応) 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
【授業計画】
第1回 ガイダンス
第2回 差別という行為
第3回 差別を考える2つの視点
第4回 他者理解とカテゴリー化
第5回 人間と序列
第6回 多様な性
第7回 障害から日常を捉え直す
第8回 振り返りとまとめ

【授業及び学習の方法】
第1回と第8回は、主に講義です。第2回~第7回は、グループワークです。第2回~第7回の授業では、LTD話し合い学習法(Learning Through Discussion)という小グループによる話し合いを中心に学習を進める技法を用います。なお、LTD話し合い学習法の具体的な方法については、第1回のガイダンスで説明します。

【準備学習及び事後学習のためのアドバイス】
第1回 この授業に関するアンケートに回答してください。(1時間)
第2回~第7回 教科書の指定箇所を事前に読み、予習シートにまとめてきてください。教科書の指定箇所や予習の仕方については、第1回のガイダンスで説明します。また、授業でのグループワークの復習(事後学習)を行ってください。この復習が、次回の準備学習やレポート作成に関連します。(各回4時間)
第7、8回 レポートを作成してください。レポートの具体的な内容は、授業で説明します。(各回2時間30分) 
教科書・参考書等
教科書 好井裕明(2020)『他者を感じる社会学:差別から考える』ちくまプリマー新書363.968円(税込)
参考書 西原和久・杉本学編(2021)『マイノリティ問題から考える社会学・入門:差別をこえるために』有斐閣. 2,420円(税込) 他にも授業中に適宜紹介します。 
オフィスアワー
時間 水曜日12時~14時
場所 幸町北キャンパス5号館5階 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
教科書の購入は必須です。第1回授業の授業外学修から教科書が必要になります。
授業はグループワークが中心なので、やむを得ない場合を除いて遅刻・欠席をしないようにしてください。 
参照ホームページ
メールアドレス
kosaka.yusuke@kagawa-u.ac.jp 
教員の実務経験との関連