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科目ナンバリングについて
こちらを参照してください。  
講義コード
F470060-1 
授業科目名
生物学実験 
授業科目名(英字)
Practice in Biology 
時間割
前期集中 その他 集中
対象年次及び学年
2年次 
担当教員

市村 和也

福留 光挙

渡邉 彰

ナンバリングコード・水準
B3 
ナンバリングコード・分野
BIO 
ナンバリングコード・ディプロマ・ ポリシー(DP)
bcx 
ナンバリングコード・提供部局
ナンバリングコード・対象学生
ナンバリングコード・特定プログラムとの対応
ナンバリングコード・授業形態
Px 
ナンバリングコード・単位数

関連授業科目
生物学B、微生物学、植物生理学 
履修推奨科目
学習時間
実験180分×4回+自学自習(準備学習8時間 + 事後学習8時間) 
授業の概要
この科目は、中学校、高等学校及び中等教育校の免許教科「理科」を取得する場合の教科に関する専門科目である。本授業では、植物や微生物を対象に実験・実習を行い、自然界(身の回り)に存在する生物に関する理解を深めたりする。
実施内容としては、まず、植物に関する実験では、バナナからのDNA抽出、ほうれん草からの葉緑素の簡易抽出と観察、ペットボトルを利用した顕微鏡の製作とタマネギ細胞の観察を行い、続いて、植物の各器官の形態観察や、組織からの色素抽出を行う。次に、微生物に関する実験では、滅菌操作、微生物の培養、顕微鏡観察を行う。また、実験経過の記録やレポートの書き方などについても学修する。 
授業の目的
実験を安全に実施する方法、実験器具や試薬の取り扱い方法、実験の記録方法などについての知識を身につける。また、私たちの生活にも深く関わる植物や微生物についての知識を身につけ、それらについて内容の理解を深める。さらに、自然や生物、生活に関する事柄を、実体験を通して理解すると共に、解決や探求、応用できるようにする。 
到達目標
1. 野菜や果物、ペットボトルなど身の回りの物を材料に、高価な実験機器を使わず生徒が楽しめる理科実験を行うことができる。
2. 植物の各種組織を適切に取り扱うことができる。
3. 実験器具や試薬、肉眼で観察することが難しい微生物を適切に取り扱うことができる。
4. 実験を記録し、それを正確にわかりやすく記述することができる。
(上記の到達目標1~4は、DPコードの「知識・理解」および「問題解決・課題探求能力」に対応)。 
成績評価の方法
取り組み状況および実験レポートから評価します(いずれも到達目標の1~4に対応)。 
成績評価の基準
成績の評価は、100点をもって満点とし、秀、優、良及び可を合格とする。各評価基準は次のとおりとする。
 秀(90点以上100点まで)到達目標を極めて高い水準で達成している。
 優(80点以上90点未満)到達目標を高い水準で達成している。
 良(70点以上80点未満)到達目標を標準的な水準で達成している。
 可(60点以上70点未満)到達目標を最低限の水準で達成している。
 不可(60点未満)到達目標を達成していない。
ただし、必要と認める場合は、合格、了及び不合格の評語を用いることができる。その場合の評価基準は次のとおりとする。
 合格又は了 到達目標を達成している。
 不合格  到達目標を達成していない。 
授業計画並びに授業及び学習の方法
【授業計画】
(市村担当回)
第1回 バナナからのDNA抽出、ほうれん草からの葉緑素の抽出、分離、および観察
第2回 ペットボトルを利用したレーウェンフック型顕微鏡の製作とタマネギ表皮細胞の観察
(福留担当回)
第3回 実験概要の説明、植物の器官ごとの観察
第4回 色素抽出、顕微鏡観察
(渡邉担当回)
第5回 実験概要の説明、滅菌操作
第6回 微生物の培養
第7回 検鏡処理
第8回 顕微鏡観察
※実験の進行状況により、上記の授業計画は変更する可能性がある。

【授業方法】
この科目は全回対面にて実施予定である。また、レポートは担当教員ごとに課す。レポート作成の注意点は、実験中の指示に従い、実験目的、実験方法、結果および考察としてまとめること。

【自学自習に関するアドバイス】
第1~2回 植物細胞の細胞内小器官の名前と機能、顕微鏡の仕組みについて説明できるようにすること(4時間)
第3~4回 植物の組織ごとの特性や役割について説明できるようにすること(4時間)
第5~6回 実験対象である微生物についてその特徴や役割を説明できるようにすること(4時間)
第7~8回 検鏡処理や観察結果について説明できるようにすること(4時間) 
教科書・参考書等
特に指定しない。授業中に配布するプリントが中心となる。 
オフィスアワー
授業終了後に行う。それ以外の場合は、事前に連絡を取り訪問日時を決定し行う。 
履修上の注意・担当教員からのメッセージ
白衣と実験ノートは、必ず持参してください。その他の準備物・持参物などがある場合は、適宜周知します。 
参照ホームページ
メールアドレス
市村(ichimura.kazuya@kagawa-u.ac.jp
福留(fukudome.mitsutaka@kagawa-u.ac.jp
渡邉(watanabe.akira@kagawa-u.ac.jp) 
教員の実務経験との関連